11 Apr 2020
こんにちは!
ここ数日、新型コロナウイルスの感染者が毎日の様に100名を超えています。
4月10日現在で、国内で累計5000名を超えてきました。
この新型コロナウイルスは80%の人が軽症で、20%の人が入院を要する状態となります。
そのうち5%の人が、重症となり人工呼吸管理やICUでの集中治療が必要になる病気です。
怖いですよね…
この病気は感染経路が、飛沫感染と接触感染と言われています。
飛沫感染は、飛沫という「しぶき」にウイルスがくっついて飛んでいきます。
普通に喋ると1~2m、くしゃみや咳だと4mほど飛ぶと言われています。
1~2mといっても口から「しぶき」が出て下に向けて放射線状に床へ落ちていくため、同じ目線であれば近距離にいないと飛沫を吸い込むことはないと思います。
もう一つが接触感染です。
これはウイルスが付着したものに触れ、そのウイルスが手に付着した状態で、手を口元や目、鼻に持っていき擦ったりして粘膜から感染するものを言います。
そのために予防策として、手洗いやうがい、マスク着用が有効とされています。
その他の策として「人に会わない」こと。
これが現在テレビで「会う人を8割減らす」と言っているものです。ウイルスに触れる機会を減らすことが目的です。
人に会う回数を少なくすると、ウイルスに触れる機会少なくなり感染する可能性が下がります。
可能性は減りますが100%ウイルスを避けられる訳ではありません。
もし、ウイルスに触れてしまったら…
ウイルスが体に入っても100%発症するわけではありません。
感染しても80%の人が無症状ないしは軽症です。
今回、あなたにこの「無症状ないしは軽症」の80%に入るための「護身術」をお伝えしたいと思います。
まず一番大事なのは自身の免疫力です。
これは年齢、生活習慣、健康状態に大きく影響されます。
この三つの要素の中でコントロールが可能なものは生活習慣です。
「栄養のあるものを摂って、良く寝て、適度に運動をする」ことが大切です。
ここまでは、よく聞く内容だと思います。
ここからは長年、理学療法士として呼吸リハビリに携わってきた知識と経験をもとに話を進めていきます。
「肺炎」になり重症化すると、酸素を体に取り込めなくなり、窒息状態となり命に危険を及ぼします。
窒息状態にならない様に人工呼吸器や膜型体外型人工心肺(エクモ)というものがあります。
「重症化」するか、しないかは「あるものを身に着けている」か否かによって結果が大きく変わってきます。
その「あるもの」とは…
「咳力(せきりょく)」です!!
咳力(せきりょく)は造語で私が勝手につけました。
「咳」って駄目なんじゃないの?
と思いますよね??
咳には役割があります。
その役割とは、ウイルスや細菌などの病原体がのどや気管支に入り込んできた時、それを痰として外に排出するのが咳です。痰が出るようになったら、咳をたくさんして、たまっている痰をなるべく全部出してしまった方が早く治り、肺炎も起こしにくくなります。
どうですか?
「咳力(せきりょく)」の重要性をご理解いただけましたか?
咳ってずっとし続けると苦しいし、疲れますよね?
「咳力(せきりょく)」は、痰を十分に出すための「力強さ」と、何度も力強い咳を続けられる「持続力」が必要となります。
呼吸というのは2つの目的があります。
一つは空気を肺に取り込んで二酸化炭素を排出する「換気機能」
もう一つは肺に取り込んだ空気から酸素を血流に入れ、二酸化炭素を肺に戻す「ガス交換機能」
です。
この2種類の機能の中で「咳力(せきりょく)」に関係するのが換気機能です。
「換気」は胸郭という肋骨と横隔膜で形成された「箱」が拡がったり、縮んだりして、その動きに肺が同調し拡がったり、縮んだりして空気の入れ換えが行われます。
換気を行う際は「横隔膜」が「箱」の底面になり、「横隔膜」が働くと底面は下に拡がります。箱の天井と前後・左右は肋骨などで構成され、この肋骨も前後・左右に広がったり縮んだりします。
空気を吸う時には胸(胸郭)を拡げ、吐く時には胸(胸郭)を縮めます。
胸を拡げるためには「柔軟性」が必要となり、胸を縮めるためには「筋力」が必要になります。
胸を大きく拡げ、次に胸を大きく縮めることが深呼吸。
急激に胸を拡げ、沢山の空気を吸い込んで、急激に胸を縮め空気を吐き出すことが「力強い咳」です。
「コホッ!コホッ」と高齢の方にありがちな「弱い咳」の場合は、胸をほとんど膨らませずに、胸もほとんど縮まらないような咳になります。
今ちょっとやってみてください。
まずは
「弱い咳」
続いて
「力強い咳」
「力強い咳」をする際には、大きく胸が拡がりましたか?そして咳が出る時に胸は大きく縮まりましたか?
この「力強い咳」が何度でも、ずっとできれば無敵です!!
このためには胸の柔軟性を高めて、吐き出す筋力を鍛えていきます。
胸の柔軟性を高めるためにはストレッチです。
この2つの動画にあるストレッチを続けると胸の柔軟性が高まります。
https://youtu.be/VOQb9CAdUQg
タイトル:重症の肩こり・頭痛の予防!改善するストレッチ:全身編
https://youtu.be/ktcsUDmb_Gs
タイトル:重症の肩こり・頭痛の予防!改善するストレッチ:上半身編
そして、吐き出す筋力を高めるためには
「吹き上げパイプ」がおススメです。
詳しくはこの動画を確認してください。
https://youtu.be/SYE0eS5Pl-M
タイトル:肺炎から身を守る『護身術』とは??
今回のお話についてのお問い合わせは
054-654-0213
施術中で電話に出られない事が多いので、なるべく LINE かメールからお願いしております。また、急ぎの予約 など場合は電話に出なくても着信を入れて頂ければ、必ず折り返しお電話させていただきます。
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くるら