喜びの言葉と反省

昨日、久しぶりにご来院いただいた方からありがたいお言葉をいただきました。

その方は、坐骨神経痛と膝の痛みで以前ご来院いただいていました。

詳しい症状を言うと
・殿部から太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みとしびれが出て、休憩しないと歩けない状態。
・階段や段差の昇り降りで膝の痛みが出ている
・膝の動き自体も悪く、正座ができない

そんな状態でした。

前回は10回ほどご来院いただき、下記の状態まで症状の改善が見られました。
まず殿部からふくらはぎにかけて出現する痛みは、15分ほど歩き筋肉が温まってくると
感じなくなりました。
そして膝の痛みもなくなり、正座に関しては殿部と踵がつくまであと5cm程度まで改善しました。

完全には痛みなどを取り切れない状態でしたが、当初と比べるとだいぶ改善しました。
また、ご本人がセルフケアをしっかりとされるため、状態の維持や改善の可能性もある
という判断で一旦終了となりました。

その後、お伝えしたセルフケアを行っていただき、正座は完全にできるまで改善したそうです。

それから数か月経過して、
坐骨神経痛が元の症状に戻ってきつつある状態になってしまったようです。
最初は当院以外でもいいところがないか?と探したそうです。

親族から聞いた、評判のいい整形外科に通ってリハビリを受け
インターネットで探して良さそうな別の整体院へも行ってみたそうです。
しかしその結果、
「症状は全然変わらなかった。ここ(当院)で施術を受けたときが一番良くなった感じがした」
「的確なセルフケアの方法も指導してくれた」
という事で再度ご来院いただきました。

しかし、なぜセルフケアもしていたのに、この方の坐骨神経痛の症状が出てしまったのか?それは前回と「同じ症状」でも「原因が違った」からでした。

以前は
股関節の外側の筋肉が原因となり坐骨神経痛の症状を引き起こす
「殿部奥にある筋肉」が硬くなり起こっていました。

今回は
股関節の内側の筋肉が硬くなり膝が曲がった状態となって坐骨神経痛の症状を引き起こす
「殿部奥にある筋肉」に負担をかける事で起こっていました。

お客様からの評価としては
「ここ(当院)が一番良かった!」
とありがたいお言葉を頂きましたが、
ひと月かふた月に一回来ていただければ、
再び症状が悪くならないで済んだのではないかと反省しました。

反省の理由として
・この方の場合、セルケアをしっかりとして下さる。
・今回は痛みの原因となる部位が前回と変わっていた。
この二点から原因に対するセルフケアをお伝えできていれば、
痛みが再発せずに済んでいたのではないかと思われるからです。

今回のケースは
・セルフケアの重要性
・セルフケアでここまでの効果を発揮できる事
を示してくれました。

ただ、セルフケアを適切に行っても、原因となるポイントが変われば、
新たなセルフケアを立案し実施しないといけないという事も同時に示してくれました。

そのため、歯科医院での定期検診と同様に、
身体のメンテナンスも症状がなくても定期的に来ていただく事の重要性を
お伝えできればと感じております。

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